Kongsberg XPは、デジタルカッティングテーブルにまったく新しい基準を取り入れました。非常に強個に設計されているため、加工が難しいとされる資材でも精密に処理することができます。
耐久性の高い構造により、XPテーブルの24時間連続稼働が可能となっています。仕上げ機はもはや生産の障害ではありません。
Kongsberg XPは、これまでにないレベルの生産性と処理能力を実現しています。特に、パッケージング、POP 製品、製品ディスプレイに使用される段ボールやその他の硬質素材の組み合わせに対応できるように設計されています。
使用可能な各種資材に応じたツールも豊富に取り揃えています。
これから生産しようとしているのは段ボールケース、それとも大量の看板や POP ディスプレイでしょうか。いずれにせよ、さまざまな資材を使う複雑なジョブに苦労してはいませんか。
Kongsberg XPを使用すれば、1日1ユニットから最大1000ユニットという本格的な生産に至るまで、直ちにジョブを開始できます。XPの生産力と高速ツール交換により、複雑なジョブの場合でさえも常にスケジュールどおりに納品することができます。
Kongsberg XPが実現する処理能力は、デジタル仕上げ機の新しい基準となることを意味します実際、現在発売されているカッティングテーブルの中で Kongsberg XPに匹敵する製品はないでしょう。小ロット生産の段ボールのデジタル仕上げは、今や手作業で行うクラム
シェル型ダイカッターにも引けを取らない生産性を誇っています。
さて、生産性の高さは単に実際の裁断スピードだけでもたらされるものではありません。
ジョブの準備、振動速度、アイドルタイム、ツール交換の速さも、それに貢献しています。
Kongsberg XPは、まったく新しいタイプの仕上げテーブルです。
Kongsberg XLおよびXNの2倍のスピードを実現し、最も過酷な生産環境で連続稼働できるように設計されたKongsberg XPは、当然ながらKongsbergの進化において次の段階を迎えた製品と言えます。
段ボール加工や、POP、看板の生産では、幅広い資材を処理できる能力と多用途性が求められます。Kongsberg XPのツール群は、これらの資材を簡単かつ正確に加工します。
XPテーブルは、さまざまな資材の加工に優れています。厚みのある段ボールに一層段ボールやフォーム材を重ねたものから、MDF、アクリル 、アルミニウムに至るまで、幅広い資材に対応しています。Kongsberg XPには、この多様性を可能にする各種ツールが装備されています。
2つのフライスツールオプションにより、軽い作業から、高いスループットが要求される丈夫な素材を扱う長時間作業に至るまで、あらゆるニーズをカバーします。
高速フライスユニット(HSMU)の主軸は、1kWの出力を誇り、最大60,000RPMの高速回転が可能です。空冷式のドリルビットが、アクリルなどの合成素材の高速ミリングの際に、切断面の高い品質を保証します。スイッチでビットを交換するため、ハンドツールを使う必要がありません。
ハイパワーフライスユニット(HPMU)は、標準MultiCutと同様の動作機能を提供するだけでなく、超強力な液冷式フライス主軸を備え、3倍のドリル速度を実現しています。
高出力主軸は、ルーター加工でしばしば問題となるボトルネックを広げたい場合に最適なチョイスです。
ドリルの負荷速度を上げる場合や、アクリル、木材 / MDF、アルミ複合材料などの丈夫な素材を広範に取り扱う場合に、さらなる強固性を発揮します。
HPMUはシャンク径8mmのフライスビットを使用しているため、
厚さ30~50mmの資材をより効率的かつ正確に処理できます。
資材の種類によっては最大100m/分で裁断が可能です。100m/分という変位速度は、裁断速度を抑える必要がある資材の場合でも生産効率を上げることを可能にしています。
生産性にとって重要な要因はこの他にも多数あります。最大1.5Gまで急加速し約8cmで最高速度に達する性能、スイッチ操作で素早く交換できるフライスビット、設定パラメータを自動的に元の状態に戻す高性能ツールシステムなどが、生産性の向上に貢献しています。
ツールの交換は簡単で、しかも非常に高速です。たとえば、フライスビットの交換は、ビットの補正を含めて20秒未満で完了します。システムの電子識別装置により、ツールユニットが自動的に認識されます。
Kongsberg XPには、すべてのKongsbergツールの垂直動作位置を補正する自動ツールレベリング機能が搭載されています。
ツールやフライスビットの交換では、自動的にツールを測定し、カット深度を
正確に保ちます。従来のようにナイフ、ドリル、フライスビットの交換で生産性
が落ちることはありません。人的エラーももはや過去のものとなり、
安全性が大きく向上します。
POPディスプレイは、無限のチャンスを秘めた成長市場です。創造力を駆使してクライアントに印象づける製品を提供すること、Kongsberg XPなら実現できます。
左側にあるイラストの POPディスプレイは Re-board に印刷されたものです。次のツールセットを使用して Kongsberg XPで簡単に裁断がきます。
• カメラシステムの i‑cut、または自動見当合わせシステムによって、トンボを識別します。
• Vノッチツールで折り線を作り、ドリルツールで穴を開けます。
• 高周波VibraCutツールでエッジをカットし、POPを組み立てます。
Kongsberg XPは、24 時間連続稼働を想定して設計されたパワフルな生産機です。
ビジュアルコミュニケーションや看板、ディスプレイを中核事業としている場合は、(オプションの) i-cut
カメラが力を発揮します。コンベアシステムやロールフィーダー、シートフィーダと組み合わせて使え
ば、XPの半自動運転が可能です。
XP Autoは、印刷済み / 未印刷資材の無人製作が可能です。高性能カメラシステムにより、上下印刷面へ自動的に見当を合わせるため、正確な断裁位置合わせが実現できます。
排紙部では、加工が完了した資材がパレットに整然と積み上げられるため、次のストリッピング処理が簡略化されます。機械が稼動を続けている間に、排紙部にハンドリフトを持ち込むことができます。
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